前衛

急ぎの仕事もなく会社にいると、退屈なのでブログ用の文章を考えてしまいます。
仲間はみんな今日から休みとのこと…いいなぁ…。

だいぶ以前ですが、MMO@BBSの愚痴スレあたりの投稿で、こんなのがありました。
印象に残ってる部分しか覚えていませんので、内容は正確でないと思います。


臨時で入ってきたダンサーが最悪だった。
…中略…
重くなるから演奏スキルはやめてくれと言うと、今度はDS連射。
あっという間にモブを倒しちゃうから、前衛が「オレいらないね」と言い出す始末。
空気読めよなぁ…まったく。


この投稿をを読んだ当時、私はPT経験がなかったので、
「後衛の攻撃力が高いと前衛はへこむのかぁ。覚えておこう。」…と思いました。
全員で攻撃するタコ殴りを楽しむのがPTなんだろう。と解釈していたわけです。

実際にLv99アチャでイベントに参加したときとか、DSはなるべく控えるようにしてましたし。

しかし、自分でPTでの狩りを経験してみると、このケースでは「オレいらないね」と言い出した前衛の方に問題があると思うようになりました。
PTの目的がイベントやお祭りなら、前衛が攻撃力を楽しめる気遣いは必要かもしれませんが、効率を求めている狩りで、前衛が自分より高い攻撃力の後衛に嫉妬するのは、前衛としての役割を分かってないと思うんですよ。

たとえば私たちのPTですと、監獄のインジャスティスなどはDS2発で沈みますので、前衛が殴る前に倒しちゃうこともあります。
でも、その攻撃力を持つ後衛は、インジャスティスに捕まってしまったらすぐ倒れてしまうわけです。
前衛が他のモブを相手にしているときに、後衛に向かってくるインジャスティスを倒してしまったからと言って、前衛が不機嫌になったりすることはありません。

前衛がやるべきことは、後衛の火力を生かして安定した狩りを続けることだと思うんです。
そして、最も重要なのは索敵ですね。
モブを探すルートを決定するのは前衛ですし、モンハウを見つけた場合に飛び込むか引き寄せるかを判断するのも前衛。
そのためには、自分の許容量を理解していないといけませんし、後方火力の殲滅力もちゃんと理解してないといけません。

同じ戦闘職として、攻撃力に特化した職の高火力を、防御にもバランスを取る必要のある職が嫉妬する気持ちは分かります。
でもそれはソロでの話。
PTの前衛は、攻撃力以外にやるべきことがたくさんありますから、後衛の火力は自分たちの強さだと考えるべきじゃないかな?と。

例えば私たちのPTで、前衛が深淵に張り付くときの武器は+10QV ナ イ フ です。
ファブルカード4枚差しでのHP増強を狙ったものです。
当然攻撃力はありません。
深淵戦は、特殊なケースと考えてもいい頻度ではありますが、これによって、即死を防いで回復材を叩く余裕を作り出してるわけです。
深淵のBDSにギリギリで耐えたとしても、深淵の攻撃は続いてくるわけですから、次の攻撃にも耐える余裕が必要なんですね。
何かの事情でヒールが飛んでこないケースもありえるわけで。

PT中心の狩りを始めてみて思ったことは、前衛ってけっこう難しいんだな。ということです。
長く続けるには向き不向きもあると感じました。
たぶん私にはできません。^^;
そういう意味で、私たちのPTの前衛、ららはよくやってくれてると思います。

ここで、PT経験の少ない方への、支援視点からのアドバイスを少し。
私自身もPT経験はまだまだ少ないので、あくまで私見ですが…。

■モブを攻撃するとき重ならないようにしましょう。

モブに対して、一方向から一斉に叩き始めると、前衛の人同士が重なってしまい、ヒールなどの支援ができなくなります。
イベントやお祭りの場合には回復は自己責任ということでかまいませんが、PT行動で前衛が複数いる場合、必ずしも同じモブを叩く必要もないと思いますので、状況を見極めた方がいいと思います。

■先行しすぎに注意。

画面内にPTの最後尾が見えている位置での移動を心がけましょう。
PTの後衛がモブに襲われているのに気づかず、前衛がモンハウに突っ込んでしまうなどは最悪のケースですので、後衛がどこにいるかを常に意識してもらえると安心してついていけます。

■支援行動が始まったら一旦停止してもらえると助かります。

ブレスや速度は、ほとんどの場合全員にかけますので、そのときに一旦停止してもらえるとスムーズにできます。
また、ブレス速度をかけてる最中にモブが湧いたりした場合、人数が多いとかけ忘れなどもありますので、かかってない人はすぐ申告してもらえると助かります。

■回復材は回復量の多い物を予備として持っていてください。

支援側はヒールに最大の注意を払っていることが多いので、ダメージを食らうとすぐヒールが飛んでくるイメージがあると思いますが、状況によってはヒールが届かない場合があります。
ヒールを期待していて飛んでこない状況ですと、ミルクなどの回復では間に合いませんので、白ポなどの回復量が多い物を用意しておいてください。
障害物やラグ、そしてヒールのディレイ(1秒間)など、ヒールが届かない状況というのは意外に多いのです。

■後衛のタゲを取るのは状況次第で。

後衛が防御ステ・スキルを持っていない場合でも、モブ1匹で即死することはまずありません。
前衛が数匹のモブを抱えてる状況で、後衛のタゲまで取ろうとすると、モンハウを押しつける形になり、非常に危険です。
後衛をタゲったら危険なモブでない限り、1匹なら後衛にまかせても大丈夫なケースが多いので、あわててタゲを取りに行く前に状況を見極めてください。

だたしこれは、狩り場やモブの特性によって違うので、経験していくしかないのですが、
目安としては、前衛が3匹抱えていたらその場から動かず、前衛へのタゲを固定したほうが安全です。

多くの場合、後衛へモブが襲ってきたときに、後衛側が動いて前衛にすりつけた方が楽で安全な感じがします。

支援から見た場合の前衛に期待する行動として主なものを上げてみました。

でも、大事なことはPTメンバー同士で話し合うことなんですよね。
誰かが変な行動をした場合に、それを注意するのってすごく勇気がいります。
ですから注意された側も、自分が文句言われてるととらえないで、聞き入れる姿勢が大事だと思うんですね。
言われた意見がおかしいと思ったら、もちろん反論すべきですし。
そうやって意見を出し合って話し合うことで、お互いに上手くなっていけるんだと思います。

とは言ってみたものの、高レベル1次職での臨時PTは機会そのものがありませんよね…。
高レベルの支援型アコが少ないのもそれが理由のような気がします。
高レベル1次職の人同士が、気軽に誘い合って高レベルダンジョンに行けるような環境をどうにかできないものか…と、いつも考えています。
何かいいアイデアがあったら教えてください。