VC-1を試してみました

年末にむけて、HDDの動画整理をしています。

放送TSを他の形式にエンコードしてサイズを小さくしているわけですが、
今はH.264(MPEG4 AVC)の固定量子化をメインに使っているんです。
エンコードソフトはTMPGEnc 4.0 XPressを使ってますが、同じようにBlu-rayでも採用されているコーデックにWindows Media Video Advanced Profile(VC-1)というのもあることを知りました。

TMPGEnc XPressでもVC-1を使えるので、H.264と比較してみました。

VC-1の設定はこんな感じです。
映像コーデック:Windows Media Video Advanced Profile
映像エンコードタイプ:1パスVBR(固定画質)
最大キーフレーム間隔:8000ms
映像品質:93
VBR映像品質:93

音声コーデック:Windows Media Audio 9.2 Lossless
音声フォーマット:VBR Quality 100, 48kHz 24bit VBR
(音声は5.1chも選べます)

エンコード時間は、固定量子化のH.264に対して1.3~4倍という感じ。
動画サイズは音声をロスレスにしているせいか、H.264より大きめになりました。

肝心の画質について、主観入りまくりの感想を述べてみます。

まず、VC-1は黒がホントに黒くなる感じで、そのせいかちょっとザラっとした質感に感じます。
ただ、そのぶんコントラストが高くなるので、ハッキリくっきり感はH.264よりありますね。
H.264の場合は、ハッキリくっきりというより、スッキリくっきりという感じでしょうか。(表現が難しいですが)
H.264の黒は、周辺の色に引っ張られて優しくなるような印象があって、まとまりのある絵作りだと感じます。
ぱっと見できれいに感じるのはH.264の方ですが、色合いについてはVC-1の方が好みですね。
ただ、色合いについては、再生する映像機器によって印象がだいぶ変わるかも…。

動きについては、ブロックノイズとかも見られなくて、H.264と遜色ない感じです。
十分、保存に耐えられる品質だと思いました。

また、TMPGEncでVC-1を使う利点として、フレームレートが60fps(プログレッシブ)まで選択できるんですよ。
(H.264は30fpsプログレッシブまで)
これだと、24fpsと30fpsの混在動画でも、連結して60fpsプログレッシブにすることで、両方ともなめらかに再生できるんじゃないかな?と。
試しに本編24fpsでエンディングだけ30fpsの「うたわれるもの」をエンコードしてみましたが、きれいに再生できました。

H.264とVC-1のどちらで保存するか、悩みますねぇ…。
VC-1は音声が5.1chに対応しているので、多ch放送のデータがあったらVC-1で保存することにしようかなと考えています。

あ…全然ラグナの話題に触れていませんが、エンコードが面白くていろいろ試しているうちに時間が遅くなってしまって、狩りを全然してません。w
いやぁ…HDDの空き容量不足がかなり深刻なんですよ。
HDDを買い足せばいいんですが、もうケースの中もいっぱいで…。
とりあえずチマチマといろいろやってみます。