ながら見

寒いですねぇ…。
今朝は都内でも氷点下になったとか?
寒いと身体が縮こまって肩がこるんですよ。
春が待ち遠しいです。

最近よく目に付く話題がテレビの3D化です。
家で見る映画とかのキャラクターが飛び出してくる…と考えると、なんか凄そうとは思うのですが…。

テレビメーカーとかは、かなり力を入れて開発してるみたいですね。
ハード的には専用のメガネが必要だったり、人によっては映像に酔ったりするという問題もあって、ホントに一般化するのかなぁ…という不安もあったり。

そしてハードよりもソフト面、つまりコンテンツの方が問題じゃないかな…と思うんですよ。
まず制作費の問題。
映画の撮影機器とかは、本格的に普及してくれば安くなってくるとは思うのですが、普及するまでの期間は機材もめちゃくちゃ高いんじゃないでしょうか?
撮影・編集機材が高価で、撮影自体にも手間がかかるとなると、制作費を潤沢に用意できる作品はともかく、低予算作品なんかは制作が難しくなりそう。

そうなると、いわゆるB級映画だと3D化は難しくなって、3Dができないとなるとハードメーカーをスポンサーにつけることも難しくなったりして。

ゲームの世界でも、初代PSからPS2に世代交代したとき、ゲーム制作費が跳ね上がってしまって、小さなソフトメーカーは作品を発表することすらできなくなっちゃいましたよね。
そしてPS2→PS3でその現象はさらに進んでしまったと。

もうひとつ不安なのが、制作会社の大小にかかわらず、3Dを意識するあまりに内容のない作品が連発されたりしないかなぁ…という不安です。
もちろん制作側も進化していくと思うので、3Dの効果に合わせた面白い作品を作れるようになってくるとは思いますが、お金のかかった駄作が連発されてストーリー重視で3Dを取り入れない作品とかにスポンサーがつかない…とかになったりしないかなぁ…という不安もありますね。

それより何より私の場合、家で映画やドラマを見るときって、基本的に「ながら見」なんですよ。
画面にずっと集中していられないというか。w
ネットを見ながらとか、ゲームをしながらとかでテレビ画面とPC画面を交互に見てることが多いので、3D化にはまったく興味がなかったりします。

でも考えてみると、音のサラウンドシステムとかを自宅で用意してる人が少ないように、画面の3Dもマニア向けだろうな…とは思います。
ハードメーカーが3Dを推し進めていくのは良いと思うのですが、同時にソフトメーカーへの支援もしっかりやってほしいなと思います。
作品あってこその映像技術ですからね。